アドウェア?マルウェア?

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 御前崎市のお客様から電話があって、「インターネットにつなぐと、Amazonの検索ページが開いてしまう。何とかしてほしい!」と言うことでした。

 ちょうど近くで営業をしていたので、後で寄ってみました。早速インターネット・オプションを開くと、確かにホームページが書き換えられていました。元のYahooに書き換えて試してみるとOKだったのですが、再度起動し直すと、やはり書き換えられてしまいます。

 セキュリティ・ソフトは最新の状態で、ウィルスを検出した様子はありません。コントロール・パネルからプログラムのアンインストールを開くと、ありました。「Amazon・・・」閲覧者を買物サイトへ誘導するプログラムが、いつのまにか紛れ込んでいたようです。これは簡単にカタがつきました。

 が・・


 念のために再起動すると、間もなく画面の中央に「PCが危険な状態になっています。無料で修復をする場合は(左にある)ボタンをクリック」と表示され、かなり邪魔になります。消しても「PCのパフォーマンスが極端に低下しています。ボタンをクリックして直ちに修復してください。」と、更に不安をあおる表示が・・。
 実際に、タスク・マネージャーを開いても、特にパフォーマンスが低下している状態ではありませんし、危険な兆候も確認できません。

 お客様も「昨日から出始めて、どうしようかと思ったが・・。」と不安顔。実は、最近この手の「アドウェア」とか「マルウェア」とか呼ばれる悪質な広告が多いのです。中には、PC内の情報を発信してしまうスパイウェアのようなものも少なくありません。
 言ってみれば、何年か前にニュースになった霊感商法のようなものでしょうか。「アナタには霊がついている。」「亡くなった家族が成仏できずに彷徨っている。」などと不安をあおり、法外な値段の霊感グッズを売りつけるあれと同じやり方です。

 一旦、ユーザーを信用させると、ネットを介して次々に不安を作り出し、対策ソフトを買わせる手口は、霊感商法と同じで、かなり悪質ですが、困ったことに海外の企業が多く、国内法では取り締まりが難しいようです。

 今回の場合は、有害プログラムの名前がわからず、多少時間がかかりましたが、何とか「Lylic・・」と言う名前を見つけて、アンインストールできました。

 この手のウィルスもどきは、セキュリティの網をすり抜けて侵入するらしく、最近、被害が増えているようです。突然表示される怪しい広告に騙されないように、お気をつけください。



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