サポートが終わったWindowsXP

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 今月8日のサポートを最後に、マイクロソフト社(MS)からのWindowsXPに新たなサポートが行われなくなりました。ただ、今でも日本中で350万台とか600万台と言われるXPパソコンが使われていると言われています。

 9日からは、「全く使えなくなる。」「ネットにつなぐと、すぐにウィルスが感染する。」と思っている人が、意外に多くいます。逆に、「ウィルスが感染しても、見られて、盗まれて困るようなものは入っていない。」と豪語している人も結構いるのです。

 実は、我が家にもXPのデスクトップとノートが、1台ずつあります。特にデスクトップの方は、まだ今月一杯経理の都合で止められないのです。とりあえず、ネットをはずして使っています。

 ウィルスの危険性について、MSは「最新のWindows8に比べて、XPは21倍危険!」と警告していますが、例えば「8の場合に0.1%の危険だったら、XPの場合は2.1%」と言うことになります。今後、出てくる新たなウィルスには対応できなくはなりますが、4月8日以前に対策が講じられたウィルスについては、ひとまずOKと言うことではないかと思います。

 もちろん、危険を冒してネットにつなぐことは、自己責任でお願いするしかありません。やむを得ない場合を除いて、ネットにつなぐべきではないでしょう。

 さらに、「万一ウィルスに感染しても被害はない。」と思っている人に。ウィルスに感染して、一番大きな被害は、自分自身が加害者になって、多くの友人や取引先に被害を感染させてしまうことです。ちょうど、風をひいた人が、医者へも行かず、マスクもせずに、会社や学校へ行くようなものです。
 パソコン内のメールソフトに記録されているアカウントやアドレス帳を通じて、ウィルスがまき散らされる結果になってしまいます。

 以前、友人から「ウィルスに感染してしまった。」と相談がありました。職場では処理しきれない仕事を、自宅に持ち帰って済ませたあとUSBメモリーを使って会社のパソコンに戻したところ、間もなく本社から「そこの部署のパソコンにウィルスが感染している。」と連絡があり、担当者が駆けつけて調べたところ、例のUSBメモリーが感染源と確認されました。
 友人の自宅へ行って、パソコンや他のメディアを調べたところ、何とデジカメのSDカードからもウィルスが検出されました。

 さらに意外な盲点がありました。MSから毎月のように送られてくるアップデートの通知を、友人は「ウィルスの可能性がある。」と勘違いして、無視して来ました。最新のXPではSP3が適用されていないと、ウィルス対策ソフトが正常に働かないのです。友人のパソコンでは、すでにいくつかのシステム・ファイルが壊れて(ウィルスにブロックされて)アップデートができない状態でした。
 CD等のメディアからインストールすることも可能でしたが、結局、彼の場合、オフィス・ソフトを更新する予定があったので、新しいパソコンに乗り換えることになりました。

 結果的には、自分が被害を受けるだけではなく、周りの人に被害を与えることになると、最悪、人間関係まで壊しかねません。人間の病気と同じで、素人判断で処理せずに、分からないことは詳しい人や専門家に相談してください。



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