また詐欺広告が

YFのへぼドラマー

2013年10月14日 22:18

 以前にも紹介した詐欺広告(マルウェア)で困ったお客様から相談がありました。

 今日、お宅へお寄りしてみると、「今日は画面に出なくなった。消えたのだろうか?」と言っていました。ひとまず、「コントロール・パネル」から登録されているプログラムを眺めていると、ありました。「Babylon Toolbar」、ネット上ではよく見られる名前です。

 早速、アンインストールをしようとすると、英文のウインドウが開いて、英語の苦手な私はちょっと躊躇したのですが、「はい」をクリックするとプログラムが残り、「いいえ」をクリックすると削除されると言う、ちょっと紛らわしい説明でした。

 アンインストールしようとしているのですから、「はい」で継続されそうに感じるのですが、実際はアンインストールを回避するよう巧妙に仕組まれた仕掛けのようです。少し時間がかかりましたが、何とか消えてくれました。

 念のためにIEのアドインを確認してみると、「実行不可」ながら残っていました。まぁ、とりあえずは大丈夫でしょう。

 驚いたのは、インストールされた日付が、昨年の12月でした。つまり、10か月もPCの中でナリをひそめていたことになります。「あのサイトを見たのが悪かったのかな~?」と気にしていたお客様も、唖然としていました。

 今回のお客様もセキュリティ・ソフトは導入していたのですが、相手はすり抜けて潜り込んだようです。また、どんなサイトを見たかは、あまり関係がないように感じます。
 皆さん、お気をつけて!

最近、ネット上で見かける同様のマルウェアは、次のようなものがあります。

・Regclean Pro

・Babylon Search(Toolbar)

・Systweak Regclean Pro

・Microsoft CERTIFIED Partner(Microsoft の名前をかたっているので、だまされないように!)

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