ダグパンの思い出 その1
先日亡くなったMr.ベースマンと行ったフィリピン・ダグパン市への演奏旅行のことを紹介します。
今から31年前、「え~、まだ生まれてないよ!」って、YFのメンバーから言われそうですが、当時、活動していた「ニューサウンズ」と言うバンドが、磐田市の友好親善使節として、姉妹都市であるダグパン市へ派遣されることになったのです。
名古屋空港から空路4時間でマニラへ、さらにバスに揺られて4時間、ダグパン市に着いたのは、夜9時近くなっていました。
早速、市長の別邸で歓迎会を開いてくれたのですが、まずはハラごしらえに夢中。私を含めてメンバーのほとんどが初めての海外旅行で興奮して、眠れない夜を過ごしました。
翌日は、早朝に食事を済ますと、市内の小学校の校庭で演奏。2月と言うのに南国の太陽は暑く、市長が全員に麦藁帽を用意してくれました。
当時、フィリピンでも大流行していた「YMCA」に会場も大興奮です。日本では、前年に西城秀樹が「ヤングマン」としてカバーして流行していました。
また、フィリピンのフレディ・アギラが作った「ANAK(息子)」を、いっしょに行ったフォーク・グループ「回り道」が熱唱して、大変な喝采を浴びました。
演奏の後は、小学校にボールペンなどをプレゼントしたことに、子供達が歌と踊りでお礼をしてくれました。後から聞いたところ、この小学校は結構富裕層の子供達が通う学校だったようです。
つづきは、また次の機会に紹介します。
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